- 内部リンクのSEO対策は「ブログカード」か「テキストリンク(アンカーテキスト)」か。
すもベビ
その疑問にすもベビが答えます。
ブログ内の記事をリンクでつなぐ「内部リンク」は、ユーザーの回遊率を高めてPVを増やすための基本テクニックです。
でも、リンクを「ブログカード」にするか「テキストリンク」にするかで迷う初心者は少なくありません。
結論から言うと、おすすめは「テキストリンク」です。
この記事では、内部リンク(ブログカードとテキストリンク)のメリット・デメリットとテキストリンクをおすすめする理由を解説します。
内部リンクの貼り方と最適化については、下の記事で詳しく解説しています。
目次
ブログカードとは
ブログカードとは、読み手の視認性を重視したカード状の内部リンクです。
すもブロの場合、記事内には次のようなブログカードが表示されます。
【ブログカードの例】
ブログカードの構成
WordPressのブログカードは、3つのパートで構成されています。
- 記事タイトル
- アイキャッチ画像
- メタディスクリプション(検索結果に表示される記事説明)
検索結果には、記事タイトルとメタディスクリプションだけが表示されますが、ブログカードには、アイキャッチ画像も表示されます。
すもベビ
一定の条件を満たすと、検索結果にもアイキャッチ画像が表示されます。
メタディスクリプションについては、下の記事で詳しく解説しています。
メタディスクリプションの記述も、内部リンクと同じでブログ運営には欠かせない作業なので、よく分からないという人は確認しておきましょう。
ブログカードのメリット
ブログカードのメリットは、5つあります。
- 見た目がオシャレ
- 読み手に気づいてもらいやすい
- アイキャッチ画像で読み手の興味を引ける
- メタディスクリプションで記事内容を伝えられる
- リンク先記事の更新が反映される
アイキャッチ画像やメタディスクリプションに力を入れているなら、読み手の興味を引いてクリックしてもらいやすくなります。
また、リンク先の記事を更新したときに、自動的に内容がブログカードに反映されます。
ブログ記事は、定期的に見直し、必要に応じてリライトするのが一般的です。
テキストリンクの場合、記事の更新後、必要に応じて手動で変更する必要がありますが、ブログカードなら自動で処理されるので便利です。
ブログカードのデメリット
ブログカードのデメリットも、5つあります。
- 広告と間違われてクリックされにくい
- 外部リンクと間違われてクリックされにくい
- アイキャッチ画像次第でクリック率が変動する
- 文章の途中には埋め込めない
- 記事の流れが中断する
最大のデメリットは、広告や外部リンクと間違われやすく、クリック率が低いということです。
特に、バナー広告と間違われてしまうと、クリック率が下がるだけでなく、「広告ばかりのブログだ」とネガティブな印象を持たれるリスクもあります。
また、テキストリンクのように文章の途中に埋め込むことができず、記事の流れが中断するのもデメリットです。
すもベビ
セールスライティングを駆使して記事を書く場合、トップ→ボディ→クロージングという記事全体の流れでモノを売り込みます。
記事の途中でブログカードを挟むと、読み手が我に返ってライティングの効果が途切れ、売りたい商品やサービスの購入率が下がってしまいます。
テキストリンクとは
テキストリンクとは、記事内の文字上に設置された内部リンクです。
アンカーテキストと呼ばれることもあります。
【テキストリンクの例】
リンクテキストやアンカーテキストとも呼ばれますが、この記事ではテキストリンクで統一しています。
記事の文章の中に内部リンクが溶け込んでいるので、記事を読む流れの中で自然に目に留まり、クリック率が高いという特徴があります。
テキストリンクの表示
テキストリンクは、文字上に「青文字+アンダーライン」で表示されるのが一般的です。
インターネットが登場したときから、テキストリンクは「青文字+アンダーライン」が定番でした。
そのため、誰が見ても「あ、リンクだ」と分かってもらえます。
すもベビ
実は、テキストリンクの文字色は変更できます。
しかし、読み手が混乱しますし、クリック率も下がります。
青色のままにしておきましょう。
テキストリンクのメリット
テキストリンクのメリットは、6つあります。
- 誰でも見ただけでリンクだと分かる
- クリック率が高い
- テキストの内容を工夫してクリック率を上げられる
- 文章に溶け込むので記事の流れを妨げない
- 外部リンクやアフィリエイトリンクにも使える
- 広告リンクと間違われにくい
誰が見てもリンクだと分かり、クリックしてもらいやすいのは、テキストリンクならではのメリットです。
テキストの内容は自由に変更できるので、クリックされやすい内容を工夫することもできます。
また、文章内に溶け込んでおり、広告リンクとも間違われにくいので、記事の流れを邪魔する心配もありません。
テキストリンクのデメリット
テキストリンクのメリットは、3つです。
- 視認性が低く気づかれにくい
- 読み飛ばされることがある
- 文章の切れ目に設置すると違和感がある
文章に溶け込むという性質上、気づかれずに読み飛ばされることがあります。
また、文章の切れ目に記事タイトルなどのテキストリンクを設置すると、違和感を持たれやすいです。
ブログカードよりテキストリンクをおすすめする理由
内部リンクの貼り方として、どちらがおすすめかと言えば、冒頭に書いたとおりテキストリンクです。
どうしてか説明する前に、ブログカードとテキストリンクの特徴を一覧表で確認しておきましょう。
ブログカード | テキストリンク | |
クリック率 | △ | ◎ |
記事への溶け込み具合 | △ | ◎ |
文章を妨害しないか | △ | ◎ |
広告との誤認されないか | △ | ◎ |
視認性 | ◎ | △ |
情報量 | ◎ | △ |
記事の更新が反映されるか | ◎ | △ |
それぞれメリットとデメリットがあります。
表を見ると分かりますが、文章に溶け込みやすくクリック率が高いのはテキストリンクです。
クリック率が高いと、「クリック率UP→回遊率の向上→PV増加」という流れができて、収益UPにつながります。
回遊率が向上してインデックスされやすいブログになり、検索上位が向上するというSEO効果も期待できます。
また、文章の流れを妨害せず広告とも誤認されにくいことは、モノを売る記事では必要不可欠な要素です。
つまり、アクセスアップと収益化の両方からテキストリンクの方が望ましいと言えます。
ブログカードはどこに設置するか
ブログカードには、視認性の高さ、情報量の多さ、更新の自動反映というメリットがあります。
これらを活かして、次のような場所に設置すると良いでしょう。
- 内部リンクだとわかりやすい場所:リード文の後やまとめの前など
- まとめの後
読み手の興味を引けるアイキャッチ画像やメタディスクリプションを作っている場合、ブログカードの方がクリック率を上げられることもあります。
ただし、アイキャッチ画像やメタディスクリプションは作り方にコツがあります。
読み手の興味を引けるテクニックを身につけるまでは、テキストリンクにしておくのが無難です。
内部リンクはテキストリンクがおすすめな理由のまとめ
WordPressブログでは、ブログカードの方が設置が簡単で、リライト時の手間もかからないので、テキストリンクを使わない人が少なくありません。
でも、クリック率やモノを売ることを意識するなら、ブログカードよりテキストリンクの設置をおすすめします。
ブログカードが有効に作用することもありますが、アイキャッチ画像やメタディスクリプションの学習が必要です。
初心者のうちは、テキストリンクを貼っておきましょう。