- 発リンクって何?
- SEO効果があるって記事とペナルティーが怖いって記事があるけど、実際のところどうなの?
すもベビ
その疑問にすもベビが答えます。
複数のブログやサイト間のリンクには、大きく分けて被リンクと発リンクの2種類あります。
被リンクはSEO対策として有名ですが、発リンクはあまり知られていません。
知っていても、「ペナルティーを受けるリスクがある」というネガティブな情報だけという人も多いです。
でも、発リンクはやり方次第でメリットがあります。
この記事では、発リンクのSEO効果とチェック方法、ペナルティーのリスクについて解説します。
目次
発リンクとは
発リンクとは、自分のブログから他人のブログやサイトにリンクを貼ることです。
英語では「outbound link(アウトバウンドリンク)」と表記されます。
発リンクは、正確に言うと「今見ているページから他のページへのリンク」のことです。
つまり、自分のブログ→自分のブログへのリンクも発リンクに含まれます。
- 内部発リンク:自分のブログ→自分のブログ
- 外部発リンク:自分のブログ→他人のブログ・サイト
一般的には外部発リンクを発リンクと呼ぶので、この記事でも発リンク=外部発リンクとして説明します。
内部発リンク(内部リンク)の効果とペナルティーのリスクについては、下の記事で詳しく解説しています。
発リンクと被リンクの違い
発リンクと被リンクの違いは、リンクを貼る方向です。
- 被リンク:外部(他人のブログ・サイト)→内部(自分のブログへのリンク)
- 発リンク:内部(自分のブログ)→外部(他人のブログ・サイトへのリンク)
外部からリンクをもらうのが被リンク、外部にリンクを飛ばすのが発リンクです。
発リンクと相互リンクの違い
発リンクと相互リンクの違いは次のとおり。
- 相互リンク:内部→外部と外部→内部の両方
- 発リンク:内部→外部
相互リンクの効果とペナルティーのリスクについては、下の記事で詳しく解説しています。
発リンクの効果
発リンクの効果は3つです。
- ユーザビリティーの向上
- 信頼性の向上
- SEO効果
ユーザビリティーの向上
記事の内容に関連する発リンクを貼れば、ユーザーが知りたい情報をより詳しく把握できるようになります。
また、外部のサイトにリンクを貼るということは、あなたがリンク先のページを信頼しているということです。
そのため、あなたの記事を読んだユーザーが安心してリンク先を閲覧しやすくなります。
例えば、Googleのアップデートに関する記事を書き、関連するGoogleの公式HPの発リンクを貼るという感じです。
こうしておけば、ユーザーは記事を読んで基本情報を理解し、より詳しく知りたいときは公式HPを見ることができます。
すもベビ
裏を返せば、リンク先が記事と関連のないサイトだったりリンク切れだったりすると、ユーザーはがっかりし、あなたのブログへの信頼もなくしてしまいます。
信頼性の向上
先ほどのGoogleのアップデートの例で言うと、公式HPの発リンクを貼ることで記事の信頼性を高めることができます。
分かりやすく言えば、「公式HPのリンクを貼ってあるんだから、正確な情報なのだろう」とユーザーに思ってもらえます。
自分の知識や経験ではなく調べた結果を記事にする場合は、参考にした記事のリンクを貼ることが求められます。
SEO効果
GoogleはサイトのE-A-T(専門性・権威性・信頼性)を重視することを公表しています。
信頼性の高いサイトへの発リンクを貼ることで記事の信頼性が高まり、SEO効果を高めることにもつながります。
すもベビ
あくまで副次的な効果です。
基本的にはリンクは貼られた先の評価を高めるので、後述するように貼りすぎはNGです。
発リンク数のチェック方法
発リンク数はSEOチェキ!という無料ツールでチェックできます。
発リンクチェック欄にURLを入力して「チェック!」を押します。
すると、入力したURLの発リンク数(内部発リンク・外部発リンク含む)が表示されます。
発リンクの貼り方
発リンクの貼り方は内部リンクと同じです。
まず、発リンクを貼りたいテキストを範囲選択します。
エディターの「????(リンク)」マークを押すと、範囲選択したテキストの上にボックスが表示されます。
リンク先のURLを入力して「適用」ボタンを押せば完了です。
リンク先を新しいタブで開きたい場合
リンク先を新しいタブで開きたい場合、「⚙(リンク設定)」ボタンを押します。
「リンクの挿入/編集」画面が開くので、「リンクを新しいタブで開く」にチェックを入れ、更新を押します。
ペナルティーのリスクがある発リンク
ユーザビリティーや信頼性の向上に役立つ初リンクですが、間違った貼り方をするとペナルティーを受けるリスクがあります。
つまり、検索順位が下がってしまいます。
ペナルティーのリスクがあるのは、次のようなケースです。
- タグを使用していない
- 発リンク中心になっている
- 記事内に発リンクが多すぎる
- 記事とリンク先の関連性がない
タグを使用していない
Googleは次のとおり公表しています。
サイト上の特定のリンクについて、リンクされているページとの関係を Google に通知できます。これを行うためには、
<a>
タグのrel
属性で次のいずれかの値を使用します。
Googleのルールに基づいて、発リンクを貼るときはタグを使います。
<a href="【リンク先URL】">【テキスト】</a>
使用しないとルール違反になり、ペナルティーを受けることがあります。
また、他の記事を引用するときは文章を改変しないようにも注意しましょう。
すもベビ
上で紹介した発リンクの貼り方なら、自動的に<a>タグが使用されます。
確認した場合は該当箇所をテキストエディターで確認してみましょう。
発リンク中心になっている
極端な例ですが、記事コンテンツの半分が発リンクだとペナルティーを受けるリスクがあります。
コンテンツのメインは記事、そこにユーザビリティーや信頼性の向上を付け加えるのが発リンクの役割です。
発リンク自体をメインコンテンツにすべきではありません。
すもベビ
発リンクばかりだと、ユーザーの滞在時間が短くなり離脱率(直帰率)も上がるので、ブログ全体として評価を落とすリスクもあります。
記事内に発リンクが多すぎる
発リンク中心の話とかぶるところがありますが、発リンクが多すぎてもペナルティーを受けます。
基本的に、ページの評価は発リンクが多いほど分散します。
外部発リンク・内部発リンクのいずれも同じです。
発リンクを貼りすぎるとページの評価が下がり、ユーザーの満足度も低くなります。
記事とリンク先の関連性がない
ユーザビリティー向上と発リンクの目的を考えると、関連性のないサイトのリンクを貼るのはNGです。
例えば、すもブロから海外ゴルフ場のHPへの発リンクが貼ってあるとどう思いますか。
違和感しかありませんよね。
リンクを踏んだユーザーは不快に思いますし、ブログに不信感を持たれかねません。
発リンクのまとめ
発リンクには2種類あります。
- 内部発リンク:自分のブログ→自分のブログ
- 外部発リンク:自分のブログ→他人のブログ
この記事では外部発リンクを中心に解説しました。
「評価が分散する」と思われがちな発リンクですが、適切に貼ればユーザビリティーや信頼性が向上し、間接的にSEO対策としても効果を発揮します。
ただし、間違った貼り方をするとペナルティーを受けて検索順位が下がるリスクもあります。
ただしい貼り方を知っておきましょう。