- カテゴリーとタグの使い分け方がよく分からない
- タグって実際どう使うの?
すもベビ
こんな疑問にすもベビが答えます。
WordPressブログには「カテゴリー」と「タグ」の2種類の分類機能が搭載されています。
どちらも記事をまとめて管理する機能ですが、使い分け方が分からずカテゴリーだけを使う人が多いです。
でも、カテゴリーとタグを使い分ければ、「カテゴリーが増えすぎる」とか「カテゴリー階層を深くしすぎた」という問題を解消できます。
- カテゴリーとタグの使い方
目次
WordPressのカテゴリーとタグの違いって何?
まず、カテゴリーとタグの違いを確認しておきます。
カテゴリーとは
カテゴリーとは、ジャンルの似た複数の記事をまとめる機能です。
「パソコンのフォルダーのような役割を果たす機能」と言えば分かりやすいでしょうか。
大きなくくりで記事をまとめるときに使います。
親子関係(階層構造)を作ることができ、特化ブログではサイロ型(多階層のカテゴリー)がよく利用されています。
インデックス登録させて検索上位に表示させることもあります。
すもベビ
雑記ブログでは、階層構造を使いすぎるとユーザーの使い勝手が悪くなります。
タグとは
タグとは、あるトピックやキーワードなどで記事をまとめる機能です。
記事の内容を区別するために貼り付けて、同じタグが貼られた記事をまとめるイメージです。
カテゴリーと比べて小さなくくりで記事をまとめるときに使います。
親子関係(階層構造)は作れず、どのタグも並列です。
インデックス登録させない扱いが一般的になっています。
カテゴリーとタグの違い
カテゴリーとタグの違いをまとめました。
カテゴリー | タグ | |
分類方法 | ジャンル | トピックやキーワード |
階層構造 | あり | なし |
数/記事 | 1つ | 2~5つ |
インデックス登録 | させる | させない |
重要度はカテゴリー>タグです。
タグより大きなくくりで記事をまとめて管理でき、インデックス登録で上位表示させることも可能だからです。
どちらか一方だけ設定するならカテゴリーを選びます。
ただし、WordPressブログでユーザーの使いやすさとGoogleの評価を意識するなら、両方を使い分けることが望ましいです。
WordPressのカテゴリーとタグの使い方
WordPressのカテゴリーとタグの違いが分かったら、次は使い分け方について覚えましょう。
一般的な使い分けは次のとおりです。
カテゴリー | タグ |
大きなジャンルで分類 | トピックやキーワードなどで小さく分類 |
これだけではイメージがわかないと思うので、すもブロの例を見ていきます。
カテゴリーとタグの使い方の例
すもブロの場合、5つのメインカテゴリーに記事を分類して入れています。
- ブログの始め方
- ブログの運営
- SNS活用
- ライティング
- カスタマイズ
また、40くらいのタグを作って各記事に2~5つずつ付けています。
下の図は、「ブログの運営」と「SNS活用」のカテゴリーに入れた記事とタグの付け方です。
例えば、「ブログの運営」カテゴリーには「リライト」、「SXO」、「URL変更」に関する記事を入れてあります。
各記事について「アクセスアップ」、「SEO」、「リライト」、「SXO」、「URL変更」をタグ付け済みです。
すもベビ
タグを作るときは、SEOキーワードや記事内のトピックを抽出しています。
サイドバーやナビドロワー(ハンバーガーバー)にはカテゴリー一覧と代表的なタグを表示してあります。
カテゴリーの使い方
カテゴリーの使い方のポイントは3つ。
- 1記事1カテゴリーが基本
- メインカテゴリーの数は3~5つ
- カテゴリーにはキーワードを含める
- 同じユーザーが読みそうな記事をまとめる
カテゴリー数を絞るとユーザーがどんなブログか理解しやすく、Googleにも評価されやすくなります。
3~5つと決めておけば必然的に比較的大きなカテゴリーを作ることになるので、記事の分類も迷いにくいでしょう。
また、カテゴリーページは検索結果に表示される(no indexにしない)ので、キーワードを含めることも大切です。
カテゴリーの使い方は下の記事で詳しく解説しています。
タグの使い方
- 1記事あたり2~5つタグ付けする
- カテゴリーよりも小さいトピックやキーワードをタグにする
- タグ名の表記は統一する(Discordとディスコ―ドは別のタグとみなされる)
1記事につき2~5つのタグをつけます。
多すぎるとタグを探す手間がかかりますし、タグが増えすぎてユーザーの利便性が損なわれます。
新しいタグを作るときは、記事内のトピックやSEOキーワードを選びましょう。
例えば、「ブログの運営」というカテゴリーのURL変更に関する記事なら、「URL変更」や「SEO」がタグ候補となります。
注意したいのが同じモノに対するタグ名のバラツキです。
例えば「ねこ」というタグを作る場合、「ねこ」、「ネコ」、「neko」、「猫」はそれぞれ別のタグになります。
タグをつけるとタグ検索ができてユーザーの利便性が向上しますが、表記のバラツキがあるとユーザーを混乱させてしまいます。
カテゴリーとタグを利用するメリット
カテゴリーとタグを使い分けるメリットは3つ。
- カテゴリーを増やしすぎずに済む
- カテゴリー階層を増やさずに済む
- タグ検索を利用できる
カテゴリーを増やしすぎずに済む
ブロガーが陥りやすいのがカテゴリーの増やしすぎです。
ユーザーの利便性を損ないますし、運営者も記事の管理が大変になります。
カテゴリーとタグを使い分ければ、カテゴリーは比較的大きく作り、細かいキーワードやトピックをタグ化できるので、カテゴリーを増やしすぎる心配がありません。
例えば、サーバーに関する記事を書いたとします。
「SEO」、「収益化」、「ドメイン」というカテゴリーを作っていた場合、新しく「サーバー」カテゴリーが必要になります。
でも、「ブログ運営」というカテゴリーがあれば、「サーバー」というタグをつけて同じカテゴリーに入れておけます。
カテゴリー階層を増やさずに済む
カテゴリー階層(親子関係)を増やしすぎるのもブロガーあるあるです。
「3クリック以内に全記事にたどり着ける」というのが理想なので、階層の作りすぎはNGです。
カテゴリーとタグを使い分ければ、カテゴリーは1~2階層(大・小カテゴリー)くらいに抑えやすくなります。
すもベビ
雑記または雑誌ブログの場合です。
特化ブログの場合はサイロ型(階層を深くして縦構造にすること)が有効なこともあります。
タグ検索を利用できる
タグを設定するとタグ検索が利用できます。
タグ検索というのは、同じタグをつけた記事を一覧表示できる機能です。
すもブロ(テーマ:SANGO)の場合、記事下にタグ一覧が表示されています。
タグをクリックすると、同じタグをつけた記事一覧に移動します。
下の画面がタグ一覧ページです。
カテゴリー一覧のように同じタグをつけた記事が一度に見れるので、ユーザーの回遊率が高くなります。
すもベビ
タグ検索はカテゴリー検索よりも記事を絞りこむのに役立ちます。
WordPressのカテゴリーとタグの使い方のまとめ
カテゴリーとタグを使い分ければ、次のようなメリットがあります。
- カテゴリーを増やしすぎずに済む
- カテゴリー階層を増やさずに済む
- タグ検索を利用できる
カテゴリーだけで陥りやすい問題が、タグを使えば簡単に解決できます。
カテゴリーの増やしすぎや階層に悩んでいるなら、カテゴリーとタグの使い分けを意識してみましょう。